linux:スワップ(swap)領域の作成と削除
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Linux
基本的には搭載しているメモリ内で上手く運用することが望ましいですが、古いサーバーを使っていてメモリを増設できない場合や時たま実行する重い処理が大量のメモリを使うなど、スワップ(swap)を使いたい場合はままあるかと思います。
ということで、linuxサーバーでのスワップ(swap)の作成方法と削除方法を掲載します。
現状のスワップ(swap)領域の確認
現状のスワップ領域については下記コマンドで確認できます。
# cat /proc/swaps
“used”カラムが各スワップ(swap)領域の内、使用されている容量になります。
スワップ(swap)領域の作成
スワップの作成はディスク上にスワップ用のパーティションを作成する方法と通常のファイルシステム上にスワップ用のファイルを作る方法があります。今回は後者の方法をとります。
スワップ(swap)ファイルの作成
dd if=/dev/zero of=”スワップ用ファイルのパス” bs=”単位” count=”サイズ”
1GBのスワップファイルを作る場合は下記のようになります。
dd if=/dev/zero of=/swap/swap1 bs=1M count=1024
ファイルを確認すると指定どおりに作成されていることが分かります。
ls -l /swap
-rw-r–r– 1 root root 1073741824 Jun 16 20:06 swap1
ファイル属性の変更
作成したファイルをスワップ用ファイルとして属性変更します。
mkswap /swap/swap1
作成したファイルをスワップとして登録
作成したファイルをスワップに登録します。
swapon /swap/swap1
最初のコマンドと同様にスワップ領域を確認すると
cat /proc/swaps
Filename Type Size Used Priority
/swap/swap1 file 1048572 0 -1
スワップ領域として登録されたことが分かります。
fstabに領域をswapとしてマウントするように記述します
一時的な利用ではなく、再起動後も継続してスワップとして利用する場合はfstabに下記記述をする必要があります。
/swap/swap1 swap swap defaults 0 0
スワップ(swap)領域の削除
登録してあるスワップを無効化します。
swapoff /swap/swap1
後は使わなくなったファイルを削除すれば完了です。
rm /swap/swap1
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